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\ interview /インタビュー

濵井 隆さん 文京区講座等講師・洋画家

今がジャンプのとき!

文京区で活動を始めるまで

東京に越してきて日は浅く、文京区に住んでまだ1年です。東京に来る前は、長崎県で教員をしていました。そこで美術教育を中心に、特別活動、道徳等々にも幅広く取り組む機会を得ました。また県の教育センターで指導主事、校長職などもやってきました。
その中で県の美術館の指導主事を経験し、美術、芸術の奥深さを学ばせてもらい「ガラス絵を描く会」や「国際公募アート未来長崎支部」の活動などを続けてきました。文京区に来てすぐに「毎日が日曜日」の生活から脱却するために、何かこれまでの経験を活かせることはないかと様々な活動を始めました。その一つが、これまでの教育現場での経験を活かした、「ガラス絵講座」の講師でした。

ガラス絵講座の開講

約1か月間、毎週火曜日にガラス絵講座を開講させていただきました。センターに講座の企画を提案し、センターの方のお骨折りもあり実現しました。町の中で小学校の玄関や民家の窓にガラス絵があることに気が付いたことなどが、開講したいという気持ちを高めました。

※右の写真は絵の技法を教える様子

長崎では学校現場を離れても、様々な場で大人対象の美術のお世話をすることで、社会貢献をしてきた経験があります。それを活かす場を文京区で得られたことは、大変嬉しかったです。2022年1月に、文京シビックセンターにおいて区民提案によるガラス絵講座の企画が承認されたので、3回の講座を開催予定です(2021年11月取材現在)。

ガラス絵を通して人と触れあい、「楽しかった」「またやってみたい」等々の声を聞くと励みになります。これまでの経験を活かすことができて、やりがいを感じています。ガラス絵は、裏から描き、表から見るものです。変色しないため、永遠の骨董品ともいわれています。これからもガラス絵を広めながら仲間づくりをして、作品を集めた展覧会なども開いていきたいと思っています。

地域の活動へ一歩踏み出そう としている方へ

「やらねばならぬ」ではなく、あくまでも自主的な活動を通して、やりがいが生きがいにつながることが大切だと考えています。
シルバー人材センターに登録するなど何か興味のあるものなどに足を運ぶことからスタートし、自分にあったものを見つけていけばいいと思います。過去の経験が生きることもあれば、やったことはないけど、意外に自分に合っているものに出会ったりするかもしれません。

※左の写真はガラス絵の楽しさを語る濵井さん

セカンドステージとは、磨き忘れている自分を探して自己開眼・開花させることにあると思います。
今が、「ホップ・ステップ・ジャンプ!」のジャンプの時と考え、人生のまとめを急ぐことなく、気持ちにもゆとりをもって自然体の生き方をしていくことが大切だと思います。

このページを執筆したセカンドステージサポートゼミのみなさんと一枚

\ 取材後記 /

濵井先生にお会いした時、明るく穏やかな人柄に引き込まれました。長く教育に携わってきた濵井先生のお話を伺っていると、まるで学生に戻ったような感覚になりました。中でも印象的だったのは、先生のモットーである「すぐやる必ずやる 出来るまでやる」という言葉。私たちのセカンドステージも実り多いものになるよう、まずは一歩踏み出してみようと励まされました。
また取材後には、カバンからガラス絵の道具を出して私たちに即席体験させてくださったことにも感動しました。