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\ interview /インタビュー

釜井 孝さん 高齢者クラブ「湯島ライフの会」

一人じゃない、 みんなが身近な存在に

「湯島ライフの会」立ち上げの きっかけ

台東区職員として40年間幼稚園教諭をした後、生涯学習センターに勤務していました。その頃、助成金で購入した遊具を区の公共施設の空き部屋に置かせてもらいながらお子さんの世話をしたり、お母さんたちの子育て相談に乗ったりする活動を教員時代の仲間と一緒にやっていました。
10年ほど活動を続けてきて、自分の住むマンションに目を向けてみると、元気な中高年の方が多くいらっしゃいました。そこで、マンションでの生活を皆でより楽しく、意義あるものにできるように高齢者クラブを作れないかと考え、「湯島ライフの会」を立ち上げました。

いつでも話ができる仲間たち

マンションの居住者の中には、茶道、ヨガ、刺しゅう、着付けとありとあらゆるプロフェッショナルの方がたくさんいらっしゃいます。そうした方を講師としてお招きし、会議室、公園と場所を変えながらみなさんが満足し、楽しくなる企画をその都度考えて実施してきました。ほかにも、クラブ会員から新しい企画の要望があれば、教員時代の仲間を呼んでくるなどして応えてきました。とにかくみんなで話ができるような会を目指してきました。

この活動を通じ、文京区高齢者クラブ連合会の広報部のお仕事もやらせていただいております。広報紙のページを増やして街の坂や珍しい場所の紹介、1964年の東京オリンピックの頃の思い出等の投稿記事などを掲載しています。

※左の写真は文京区高齢者クラブ連合会のペタンク大会の様子

皆さんの家族のような存在で あり続けたい

コロナ禍で外出することも減り、顔を合わせてもおしゃべりを控えるようになってしまいました。
もちろん今までのような企画もできません。集まって話したいけど話せない状況の中でも、お便りは発行し続けました。そのお便りで「困っていることはないですか?」「何か話したいことはありませんか?」とご意見を書いていただく欄をつくり配布しました。
そうすると、お手紙を書いてくださる方もいたりして、反応がありました。反応があると嬉しいですね。もちろんお手紙をいただかなくても、読んで楽しんでくださっていると思います。また気になった方とは、直接お電話をしたりすることもあります。一人暮らしをされている方のお買い物や通院に同行したり、お食事をお持ちしたりすることもありました。


セミナーの様子


清掃奉仕活動の様子

身近なところに、頼りになるお友達を作っておくと心強いですよね。自分がそんな存在になれたらと思っています。そしてコロナ禍が収まったら、また皆で楽しく集まって、以前のように様々な活動をしていきたいですね。
こういうことをしていると学ぶことも多く、「いつも学ばせてもらってありがとう」という感謝の想いを持ち続けています。みんながいるから、幸せです。
常に学ぶ姿勢を忘れず、いくつになっても自分を変えていけるようにと思っています。


このページを執筆したセカンドステージサポートゼミのみなさんと一枚

\ 取材後記 /

「チャーミング」という言葉がぴったりな釜井さん。インタビューの間もジョークでその場を明るく和やかにしてくださいました。ご自身の経験をもとにスタートした、人と人とをつなぐ活動からは、釜井さんのあたたかな人柄がにじみ出ており、将来は「私もこうなりたい」と感じた素敵な時間でした。住民同士のつながりができることで、残りの人生をより明るく楽しく過ごすことができると感じました。