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\ interview /インタビュー

小林 佳代さん  文京区シルバー人材センター

今までの経験を活かしてみませんか?

きっかけは1枚のチラシ

自営業の仕事をずっとしていましたが、親の介護もあり、思い切って仕事を整理することになりました。そうはいってももう少し仕事もしていたいという気持ちも漠然とあったそんな時、シルバー人材センターが主催する保育セミナーのチラシを見つけました。
このことがきっかけで、私でも何か役立てることがあるかもしれないと思い、まずはシルバー人材センターに入会してみることにしました。入会にあたり履歴書を出すという堅苦しいことはありません。自分の状況を事務局に伝えておくことで、希望に沿ったお仕事の連絡をいただけます。
選挙の期日前投票の受付や医療器具のモニターのような単発の仕事、保育や介護施設関係の仕事など、いろいろな仕事があります。セミナーを受講し、講義と実習を経て仕事の幅を広げる人もいます。

インタビューの様子

電話越しの相手に、親身に対応する

入会して1年半が経ちますが、今は休日に介護施設で電話応対や関連する事務の仕事をしています。電話をかけてくる方は、相談したいことや話したいことがたくさんある方ばかりです。立場上、答えられる範囲でできる限り、親身に話を聞くことを意識しています。でも、うまくいかず落ち込んだりすることもあります。そんな時は、家に帰っていつもよりビールをちょっと多めに飲んで気分転換するようにしています。

受付記録の記入

安心して働ける環境が整っている

シルバー人材センターに入会してよかったと感じることは、自分の状況に合わせて働くことができるところです。例えば、体調を崩しお休みをしなければならなくなった時、事務局の方に相談すると、「様子を見ましょう。元気になったら連絡をください」と柔軟に対応してくださいました。そのおかげで安心して1か月お休みをいただくこともできました。自分の状況に合った働き方を提示していただけることは働き続けられる大きなポイントです。
また、一緒に働く仲間も良い方ばかりです。どの方も仕事に一生懸命で、そんな姿を見て私も身が引き締まります。気さくな方も多いので、気が付いたら親しくなっていたということもあります。介護の仕事の困り事や悩み事について、同じ仕事をする仲間にSNS を使って、気軽に相談することもできています。

事務作業の様子

「始めたい」を応援してくれる

社会貢献がしたい、何か挑戦したい、そんな気持ちが少しでもある方は、まずはシルバー人材センターに入会することをお勧めします。その人の状況に合った仕事を見つけて声をかけてもらえ、かつ自分で仕事を選ぶこともできます。人との関係も深まったり広がったりします。もっと多くの方にシルバー人材センターの魅力を知ってほしいです。
今までの経験を活かしてみませんか?

このページを執筆したセカンドステージサポートゼミのみなさんと一枚

\ 取材後記 /

小林さんはやさしく穏やかな中にも、一本筋の通った方でした。初めてのインタビューで緊張している私たちを、やさしく包み込むようにお話しくださいました。
小林さんのお話には、仕事に向き合う姿勢や困った時の対応など、これからのシニアの仕事について考えるヒントがありました。何事もまず勇気を持って飛び込んで、経験していくことで道が開けていくことを力強くお話しされる様子には、背中を押される思いでした。