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\ interview /インタビュー

NPO法人地縁の輪 地域メディア 『文京人』編集部  木下 佳子さん(左) 村田 正江さん(中) 城川 佳子さん(右)

サポゼミ卒業から一歩先へ

『文京人』編集に関わり始めたきっかけはそれぞれ

【木下】
文京区で生まれ、結婚後足立区で生活していましたが、戻ってきました。文京区のことをほとんど知らないこともあり、広報誌を読んだりしました。そんな時「セカンドステージサポートゼミ」(19頁参照)が目に留まり参加したのがきっかけです。
修了後『文京人』発行の立ち上げに関わりました。20代の頃、編集の仕事をしていたことがあり、取材や書く仕事はやっぱり向いているのかな?と思い、今に至っています。

【村田】
本郷出身ですが、結婚後文京区を離れていました。夫の両親の介護があり戻ってきましたが、2人を見送り自分の母の介護が始まりました。
90歳を過ぎた母は自分史を作ってほしいという思いを持っていました。たまたま区報で自分史を作る企画を目にして願いがかなうと飛びつきました。写真をもとに、少ない文字数で母の生き方があらわれるように書くのは大変でした。「セカンドステージサポートナビ」の編集に参加すれば、上手な文章が書けるのではないか?と思い参加しました。「母の人柄の筋を通すように」という教えを受け、完成した自分史を見せ褒められたことから、やれば出来ると自信を持ちました。
その後、「文京人」の編集のお誘いを受けて、仲間に入れていただきました。

【城川】
北陸出身で東京で就職し、6年前に文京区に移ってきました。2020年にコロナ禍で仕事がリモートになりました。50代の一人暮らしだったため、定年後のためにも地域に知り合いができたらいいなと思っていたところ、区報で見つけたのが「セカンドステージ・サポート・ナビ」の編集講座。その修了後に、「編集に興味があったら、『文京人』という雑誌を一緒に作りませんか?」と声をかけてもらい、本活動に参加しました。

『文京人』を発行する活動とは

現在10人程で『文京人』という雑誌を作っています。企画をそれぞれが持ち寄り、意見を出し合いながら、インタビューコーナーに登場していただく方や他のコーナーの企画を決めています。取材では、文京区で活躍している『文京人』の方にインタビューをしに行きます。どなたも魅力のある方ばかりで、元気をもらうことが多いです。自分よりも年上で元気に活動している方々のお話を聞くと立派だなと思います。
それらを記事にする際に限られた文字数の中で、聞いたことをまとめるのが難しいです。編集会議を開き、皆で率直に意見交換をし、より分かりやすい表現はないか議論しながら作り上げています。その過程がとても勉強になるし、楽しいと感じています。
楽しみながら時には苦労しながら作っているので、より多くの方に読んでいただきたいと思っています。

白熱する編集会議

「文京人」にインタビュー

これから何かをやろうとしている方へ

自分の得意なことを他の人に教えるという活動はお勧めです。簡単なお節料理の作り方を教える、読み聞かせをする等々。とにかく外に向かって一歩を踏み出すと、人とのつながりができ、新たな活動につながっていくと思います。『文京人』の編集活動も、いろいろな方に参加していただくことによってとても充実していきました。読んで興味を持ってくださった方は、ぜひ仲間になってほしいです。きっと自分にあった役割がみつかるはずです。

このページを執筆したセカンドステージサポートゼミの方と一枚

\ 取材後記 /

コロナ禍で編集会議が思うように開催できず、不安な時期を過ごしたというお話がありました。そうしたことも乗り越えて『文京人』を発行し続けていらっしゃる皆さん。サポゼミの先輩として頼もしく感じています。
チームワークの良さやイキイキとした表情、活動への情熱などに触れ、用意されたインタビューの時間があっという間に終了。とても幸せな時間を過ごしました。ありがとうございました。もっともっと多くの方に『文京人』が届きますように。