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\ interview /インタビュー

シルバー人材センター  染谷 正 さん

新しい働き方にレッツトライ!

はじめの一歩

生まれは本郷で、現在は千駄木に住んでいます。仕事の関係で転勤を繰り返し、58歳で文京区に戻ってきました。60歳で定年、65歳再雇用まで働きました。
定年後にどんな生活をするか?と同世代の会話の中で話題になり、シルバー人材センターに登録しました。ただ、定年後3年くらいは、自由な時間を楽しみたくて、それほど積極的に仕事をしていたわけではありません。最初にしたのは、公園門扉の開閉の仕事でした。朝晩、門がある公園は開け閉め、門がないところは入り口に表示を出すという仕事でしたが、日常の生活パターンに不都合が生じ始めた為、短期間で辞めてしまったこともありました。

シルバー人材センターでの仕事は、現役時代の仕事とは違い、競争も足の引っ張り合いもなく、一人で責任を負いすぎることもないので仕事が楽しめるようになりました。一度やりだすと、いろいろと声を掛けてもらえ、多種多様な仕事と出会うことができました。やっていくうちにいろんな方と知り合いになれましたし、未経験な仕事との出会いは新鮮な気持ちになることができました。


スマホ教室の様子

仕事との出会い、仕事での出会い

経験した仕事は、学校の展示会の案内・模擬試験の会場案内・試験の監督・選挙の期日前投票関連・区の文化祭の展示会受付・各種封入・封緘作業等々多種多様です。
現在、定期的にやっているのは、民間企業主催の資格試験に関わる仕事です。全国の様々な会場に、テキストや必要備品を送ったりする仕事で、20人ほど一緒に働いている人がいます。仕事の度に顔を合わせるので、いつの間にか親しくなりました。もう一つスマホ教室の講師として、二日間で高齢者へスマホの使い方を教える講座を担当しています。人に教えるということで、スマホの初級を教える講師のための講習があり、そこで学びました。
中級コースの講師になるためには勉強がまた大変で、気合いを入れて取り組んでいます。でも新しいことに触れることは苦ではなく、楽しみになっています。
今の私は事務局の方が、登録している人たちの立場に立ち我々の仕事を支えてくださるから成り立っていると感じています。今は、仕事とは別にシルバー人材センターの理事として、全体を考えるお手伝いもさせていただいています。

これから何かを始めてみませんか?

「身体も心も健康でありたい!」と願うなら、人との交流をなくしてはいけないと思います。家族がいる人も一人暮らしの人も仕事を通してそれを叶えることができるのが、シルバー人材センターであると思っています。シルバー人材センターのモットーは「自主・自立・共働・共助」です。いろいろトライすれば、必ず自分に合った仕事に出会えます。その中で新たな人との交流も生まれます。
思い切ってスタートラインに立つことが大切です。生活の中にやるべきことがあると日々の張り合いも生まれますよ。地域に仲間ができることは、生きる上での支えになります。とにかくレッツトライ!


このページを執筆したセカンドステージサポートゼミの方と一枚


インタビューの様子

\ 取材後記 /

インタビューでは、最初はそれほど熱心ではなかった活動に小さなきっかけからどんどんはまっていったこと、また身体と心の健康を、仕事を通して叶えることができることを、生き生きとお話し下さったことが印象的でした。私たちもシルバー人材センターを身近に感じ、お手伝いをお願いしたり、講座に参加したり、さらには、近い将来登録して一緒に活動させていただいたりしたくなりました。
私たちも、今からレッツトライ!