ホーム > セカサポ通信 > 人とのつながりが生きがいに

\ interview /インタビュー

後藤美江子さん 傾聴ボランティア

人とのつながりが生きがいに

将来の自分へ

私は現在、ボランティアとしてたくさんの人と接する機会を得られています。小さい頃から「人の役に立ちたい」という思いがあり医療機関で働き、その現場でボランティアの方が親身になって患者さんに接する姿を見ているうちに、自分もボランティア活動をしたいと考えるようになりました。
退職前から少しずつボランティアの人に話を聞いたりして、今の私は念願だった活動に携わることができています。あの頃、確かな目標を持って行動したことでたくさんの方々との交流が生まれ、協力していただけたのだと感じています。

謙虚な気持ちを忘れず、無理のない範囲で

現在の私はひと月のうちに、様々なボランティアに関わっています。生活支援員としての地域に暮らす方々のお手伝いをしています。また、月に3回、忙しいお母さんのお手伝いで保育園まで送っていく「ファミリーサポート」をすることもあります。
そんな中で私にも何かお手伝いできればと、謙虚な気持ちで活動しています。
ここで大事なのは、決して無理をしないこと。自分が倒れてしまっては、相手の方にも迷惑をかけてしまうことになりますから、そこは気をつけるようにしています。

ボランティア活動が私を変えた

ボランティアを続ける中で私自身が変わったなと思えることは、人の話を聴く姿勢を取れるようになったことで、性格的にも丸くなったと感じます。また、相手が話し出すのを待つ時もあり、辛抱強くもなったと思います。
ボランティア活動を通して、「ありがとう」「今度はいつ来るの?」そんな言葉をいただけるととても嬉しくて、心が充たされます。待ってくれている人がいるということで、以前より自分の健康にも気を使うようになりました。規則正しい生活を送れるようになったこと、これもボランティアをやっていてよかった点です。

笑顔で、私にできることを

ボランティア先の施設では周りに専門の職員さんもいるので、何かあればすぐに相談することができます。
だから私は安心して、笑顔でいることができます。そうすることで楽しい時間だけを共有でき、私も相手の方も元気になれることが一番だと思っています。

誰かに必要とされることが私の生きがい

このボランティア活動と出会えて、私は本当に幸運だと思います。働いていた頃は仕事で人と関わることが当たり前でした。しかし退職してからのことを考えたとき、果たして自分に何が残るだろうかと思ったんです。そして今の私は素敵な人たちと出会うことができ、生きがいを見つけることができました。
ボランティアに興味があれば、まずはこの『セカンドステージ・サポート・ナビ』の冊子を開いてみてください。誰かに信頼され、必要としてもらえることは、この上ない喜びとやりがいにつながると思います。

\ 取材後記 /

後藤さんは笑顔がすてきな、優しい話し方のチャーミングな女性です。伺ったお話しは、たくさんの出会いにあふれ、そこから今の生きがいを見つけられたということがよくわかりました。お話を伺ううちに、私たちも人と地域とつながりながらささやかでも自分の力を発揮できるような「何か」を見つけたいと感じました。ぜひ皆さまもこの冊子の中から興味がもてる活動を見つけて、新しい一歩を踏み出していただけたら幸せです。