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\ interview /インタビュー

竹内めぐみさん フレイルトレーナー

一歩踏み出して延ばす健康寿命

自らの経験を活かして

体育大学を卒業し、民間のスポーツ施設などでトレーナーを10年程続け、文京シビックセンターで運動指導を行ってきました。その後、転倒予防教室の卒業生が立ち上げた自主グループから声をかけていただいて、地域の体操グループに関わるようになり現在はフレイルトレーナーとしても活動をしています。健康維持のためにどんな運動が適切なのか、筋力を衰えさせないためにはどんな運動を取り入れたらよいかなどを考えています。その上で、自らの知識と経験を活かし皆さんのお役に立てればと活動しています。生涯現役を目指して、楽しい日々を送っています。

人との繋がりの中で

自主サークルの運営支援をする中で、休憩時、楽しげにおしゃべりをする皆さんを見ていると、体を動かすことだけでなく、家から外に一歩踏み出し人とつながることの大切さを感じます。こういった何気ないおしゃべりの中から皆さんから教わることも多いです。少し特異な例ですが、先日、特殊詐欺に合われた人の話を耳にしたことで、未然に被害を防ぐことができた方もいらっしゃいました。

それぞれの思いをくみとりながら

体操のサークルではありますが、運動を楽しみにしている人、人と触れ合うことを求めている人、10人集まれば、10人の思いがあります。それぞれの思いを感じ取りながら活動をしていくことは、自らの学びにもつながっていきます。今はフレイルトレーナーとしてボランティアサポーターの方々と一緒に活動をしています。誰かのために何かをする人との出会いに私はたくさんの刺激を受けています。
サークルの皆さんには「無理をしてまで続けることはないです」とお伝えしています。やらねばならないではなく、やって楽しいという思いを大切にしてほしいからです。たとえやめてしまっても、また何か違うことで人とつながっていってほしいと願っています。「私とつながっている全ての人の健康寿命をのばしたい」という思いを持ち続け、これからもこの活動を継続していきたいです。

一歩踏み出す勇気

ボランティアは誰もができることです。一歩足を踏み出し、行動に移すか、移さないか、それを決めていくのは自分です。やりたいという思いがあるならば、勇気をもって一歩踏み出してみましょう。そうすることで人とつながり、社会とつながり、今までとは違う景色が見えてくるかもしれません。何も得意なことがない、何をして良いかわからないと思う人も、ほんの少し足を踏み出し、誰かとつながってみましょう。そこから何かが始まります。
自分にはできることが、できない人もいます。自分が手伝ってできるようにしてあげられて、喜んでもらえたとしたら、どんな気持ちになるか想像してみてください。誰かのために何かをしていくことが自らの生きがい、健康維持につながっていったとしたら、一石二鳥・・・いやそれ以上だと思います!

このページを執筆したセカンドステージサポートゼミのみなさんと一枚

\ 取材後記 /

長らくスポーツトレーナーを行われ、今はフレイルトレーナーも文京区でなされている竹内さん。豊かな人柄と経験でなごやかにお話しいただきました。我々も非常に関心ある話題である健康と運動でインタビューもそっちのけ。健康寿命に話が変わっても、竹内さんはほほ笑みながら答えられました。魅力的な人柄に、制限時間を過ぎても終わらず、名残惜しみながら、インタビューを終えました。